進化止まらず!道の駅満足度ランキング
進化止まらず!道の駅満足度ランキング
毎年恒例の「満足度の高い道の駅」のグランプリが決定しました。
関東・東北じゃらん・東海じゃらん・中国・四国・関西じゃらん・九州じゃらんの掲載エリアにある
約1000の道の駅を対象に、3000人以上へアンケートを実施。満足した!良かった!
というランキング情報を参考に、ぜひこの夏、道の駅を利用してみてはいかがでしょうか。
2022年道の駅満足度TOP3は?
第1位 群馬県
【道の駅 川場田園プラザ】
満足度90.5%
群馬県川場村は、関越道沼田インターから車でおよそ10分なので、比較的アクセスの良い道の駅です。
キャッチコピーは「1日まるごと楽しめる遊べる食べられる道の駅」。
関東の道の駅としては、以前から人気の施設です。
2020年2021年と同ランキング圏外でしたが、今年は初のグランプリを獲得しました。
東京ドーム約1.5倍という道の駅としては広大な敷地に、年間約200万人が訪れ、その半数はリピーターだと言われています。
リピートしたくなるその魅力は、敷地内にある、ちびっ子ゲレンデ・地ビールやチーズ工房などのグルメが楽しめるスポット、無料で食べ放題のブルーベリー畑。
コロナ禍で遠出するよりも近場で楽しもうという人が増えている今、首都圏から訪れる人や地元の方が再発見する施設として人気を集めているようです。
2位 宮城県
【道の駅 上品の郷】
満足度83.6%
宮城県石巻市にある道の駅。
県内唯一の温泉保養施設があります。
2020年は同ランキング圏外でしたが、2021年は第5位、今年は第2位と順位を着実に上げている施設です。
その理由は、温泉以外のパワーアップ。小さなリニューアルを繰り返していて、
2022年4月もフードコートやテナントをリニューアルし、絶え間なく魅力を発信し続けています。
道の駅は競争が激しく、人気を保つことが大変な中、リピーターを獲得する戦略が功を奏し、ランキング上位の結果へと繋がっているようです。
第3位 宮城県
【あ・ら・伊達な道の駅】
満足度83.2%
仙台から車でおよそ1時間ほどの宮城県大崎市にあります。
毎年約300万人以上が訪れる道の駅。
人気の理由は、端から端まで見えないほどの広大なおみやげ売り場があるということです。
常に内容を入れ替えて、訪れる人をとにかく飽きさせないように力を入れているそうです。
例えばチョコレートで有名な「ロイズ」がそのひとつ。
北海道以外では常設店舗が珍しく、集客に繋がっていると言われています。
2021年7月にはレストランをメインにリニューアルオープンし、
コロナ対策としては換気のよいオープンカフェにしたのも好評だとか。
レストランで地元の美味しいものが食べられて、
食べ終わった後にそれをおみやげとして買って帰れることが道の駅の魅力のひとつです。
訪れる人を楽しませる様々な工夫が感じられる施設です。
☆進化する道の駅☆
現在、全国に1194施設登録されている道の駅。
今、地方創生が期待出来る大きな進化を遂げています。
まず1つ目は目的地化。
単なる休憩所ではなく、旅行で目指す目的地となっています。
旅行先として進化を遂げることによって、地方創生の起爆剤としても期待されています。
☆2つ目は宿泊施設☆
例えば、岐阜県美濃加茂市の道の駅に隣接されたホテルは、
住宅メーカーの積水ハウスが外資系ホテルブランドのマリオットと組んでオープンしました。
これまで7都道府県18の道の駅の隣にホテルを開業済で、来年にかけてさらに11か所オープンする予定もあるようです。
このホテルの最大の特徴は、素泊まり型であることです。
宿泊以外の機能をあえて外すことで、その地域や地元の食事や温泉などに足を運んでもらおうという狙いがあるそうです。
決して交通の便が良くない場所でも、コロナ禍で車での移動手段を選択する人が増えていることもあり、
日本の新しい体験型の旅のスタイルを提案しようと始まったのがきっかけだそう。
さらに地方創生として、地域経済の発展に貢献したい目的もあるようです。
「〇〇の拠点」にも
グランプリの道の駅川田田園プラザは、国交省の防災道の駅に指定されています。
防災拠点として、備蓄庫や大型ヘリポートなどを管理しています。
地元の防災拠点としてだけではなく、首都直下型地震発生時に、都心へ物資や機材をなどを届ける拠点にもなります。
このように道の駅は様々な面で進化しているのです。
ニューオープンやリニューアルなどで進化をし続け、旬の食材が並ぶ直売所や地元グルメ、スイーツ、体験など、
幅広いニーズにこたえてくれる充実した施設が魅力的な道の駅が増えています。
近年では、道の駅ならではのグルメをテイクアウトやお取り寄せで楽しむことができるのも嬉しいポイントです。
また、地元の自治体が、訪れる人々を飽きさせないように知恵を絞り、
企業とも連携して宿泊などの新たな付加価値を見出すことで道の駅は今きく様変わりしつつあります。
ドライブ途中の立ち寄りも、ゆったりとした滞在も、それぞれ目的に合わせた新たな旅のスタイル。
今後ますます訪れることが楽しみになりますね。