ちょっと怖い、変形性股関節症のお話

からだ整備

ちょっと怖い、変形性股関節症のお話

「変形性股関節症」をご存知でしょうか。
特にご年配の女性に多い疾患です。

リウマチや事故などの怪我以外でも変形する事がありますが、これは老化現象ではありません。
生まれつき、もしくは成長過程で股関節の関節窩(いわゆる股関節のはまり)が一般の人よりも浅い、臼蓋形成不全の方は変形性股関節症になりやすいです。

臼蓋形成不全であるかどうかはレントゲンを撮ってみないと分からないので、股関節が痛くなって整形外科に行き、初めて分かる、といったケースが多いです。

私のクライアントさんでも49歳の女性の方で股関節の痛みを訴え、歩けなくなり整形外科に行ったら変形性股関節症との診断を受けた方がおりました。
幸い、まだ関節の隙間があるので手術には至らないとの事でしたので、股関節を安定させる筋肉のトレーニングを行い、再び杖なしで歩ける様にまで回復しました。

たまに股関節が痛くなる方はリスクがある方ですので、まずは腸腰筋のトレーニングを行ってみて下さい。
1時間程度、ゆっくりでも歩ける様であれば股関節は問題ないと思います。
逆に、その半分の30分程度でも歩き続けると股関節が痛くなると言う事でしたら臼蓋形成不全である可能性がありますのでトレーニングをしながら人生100年、歩ける体を目指しましょう!

腸腰筋は姿勢とも関係の深い筋肉ですので美姿勢にも効果的です。
是非、お試し下さい!

参考写真は前から見た女性の骨盤です。
向かって右が変形してしまった股関節。赤の部分が関節の隙間です。
左と比べると関節の間の隙間が潰れてしまっています。
右の青の部分は関節からはみ出している骨頭が多く、先ほど記述した臼蓋形成不全であった可能性が高いです。

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